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トヨタ自動車やAmazon社など、パワーポイントを使わない世界的企業があるけど何故なんだろう?その理由を考える。

不都合な何かがあってパワーポイントを使用禁止にしたことは想像できますが、具体的にはどのようなことなのかを考えます。

使用をやめるということは、使っていて良くないことが起こったから使用禁止になったわけなので、そのよくないことも併せて考えてみます。

使用不可の決定は誰がしたのだろう? それは社長でしょう。

社長以外の人では社内徹底は出来ないのでそれ以外は考えにくい。社長が使用にダメ出しした理由を考えてみる。

どれほど難しい理由ではないと考えます。元Amazonで働いた方のお話しで参考になる記事があるのでリンクを貼っておきます。

https://news.j-wave.fm/news/2020/01/116-12.html

パワーポイントは、聞き手の理解を早めるための仕掛けを持っている優秀なツールです。実際分かったような気になるし、説明したような気になります。

しかし、十分な根拠を示さないのに次に進んでしまうと、聞き手としてはたくさんの想像力を働かせなければ理解できないのでとても疲れてしまいます。

よく考えてみると、発表者が本来済ませておくべき仕事を聞き手が想像して行わなければならないので聞いているうちにだんだんと腹が立ってくるのです。

当然そういったことに陥りやすいパワーポイントというツールの使用を制限しなくては会社がそのうちおかしくなるという危機感を覚えます。

そのような理由で使用禁止措置をとったのではないでしょうか。

トヨタ自動車も2008年5月8日の決算発表の場で当時の渡辺社長が発言されたことが雑誌に記事として取り上げられたことを覚えています。

検索してみますと、Amazon社などもそのような方向性であることがわかります。

TOPはいつも正確さとスピードを気にかけている。

「統計で嘘をつく方法」という本があります。


1968年刊の古い本ですが、いまだに販売されているということは、読み継がれているということですね。わたしも読んだことがあります。

今でこそ言えますが、ネガティブな報告を多少マイルドに見えるようにこの本で学んだ手法を利用したこともあります。

Amazonの売り場を見るとこんなことが書いていあります。

だまされないためには、だます方法を知ることだ!かの有名な英国の政治家ディズレーリは言った――ウソには3種類ある。ウソ、みえすいたウソ、そして統計だ――と。確かに私たちが見たり聞いたり読んだりするものに統計が氾濫しているし、「平均」とか「相関関係」とか「トレンド」とか言って数字を見せられ、グラフを示されると、怪しい話も信じたくなる。しかし、統計数字やグラフは、必ずしも示されている通りのものではない。目に見える以上の意味がある場合もあるし、見かけより内容がないかもしれないのである。私たちにとって、統計が読み書きの能力と同じぐらい必要になっている現在、「統計でだまされない」ためには、まず「統計でだます方法」を本書によって知ることが必要なのである!


私は統計だけではなく資料や人の話も同じだと思っています。

私は、この本のおかげで間違わずに済んだことが何度かあります。

言い過ぎですが、敵は社内にいます。ただしそれは善良な従業員です。

私の実感です。

トヨタの自動車もAmazon社も多分そう感じた部分があるのだと思います。

時間の無駄ではないと思いますが、トヨタ自動車の渡辺社長が仰ったカラーコピーが増える。というのは同様に感じます。

1枚20円もかかるのですからコピー代が無駄だと感じて身が切られるように思うのでそこのところは大いに賛成します。

世界的企業が使わないと言っても、使用をやめてしまうどころか省庁も使用している現状において利用の広がりにブレーキがかかるという社会的な動きがあるわけではありません。

要するに作成者の意識のレベルによってよくも悪くもなるということです。

見出しにも書きましたが日本の省庁の説明などはパワーポイントが標準です。

非常によく作り込まれています。

作り手の意識が伝わってきます。

パワーポイントはこれからもどんどん使いやすくなっていくでしょう。

誰かが否定したとしてもそのようなことには目もくれず、ずっと使い続けられるでしょう。

エクセルや、ワード、アクセスと並ぶ人類の宝だから。

一点思うことがあります。

企業はきちんと教育しなければなりません。

OJTという良くない意味での手抜き教育は排除して、指導を徹底することでその企業で働く人たちの精神性を高める必要があるとかんがえます。

私は、そう考えています。転職者が多くなってしまった時代においてでもです。

まとめ(2以降は追加)

1.使用不可の決定は誰がしたのだろう 社長でしょう。

  社長以外の人では社内徹底は出来ないのでそれ以外は考えにくい。

  社長が使用にダメ出しした理由を考える。

  TOPはいつも正確さとスピードを気にかけている。

  世界的企業が使わないと言っても、利用の広がりにブレーキがかかるという

  パワーポイント排除の世界的な動きがあるわけではありません。


2.TOPをミスリードするような提案や図を使った説明がパワーポイントで

  行われたのでしょう。  見逃すわけがないです。

3.パワーポイントが悪い訳がない。

  間違ったエクセル資料を発表してしまっても、その企業でエクセルが

  使用禁止になったということは聞いたことがありませんね。

4.発表内容の組み立て間違いか、そもそもミスリードさせる目的のために

  作成されたとか、パワーポイントの内容を構成する資料の信頼性や結論への

  アプローチに対する根拠の希薄さなどを突かれたのだと思います。

5.そもそも紙芝居方式で説明されるわけですから、飛躍があったり、

  拠り所が説明されないにもかかわらず結果を信じろ!との主張が前面に

  出ていると、説明されている側はだんだん腹が立ってきます。

  発表途中でも、発表中止を言われることもあるでしょう。

  まるでのど自慢の鐘のようにです。

6.パワーポイントを使った報告において、グラフや図やアニメーションで

  ごまかさずに信頼性の高い正確な根拠を示しながら発表するという

  発表者の取り組む姿勢や人間性が重要であるということがわかります。

7.手を抜かないこと。

  説明を受ける側になってみると分かるのですが、うまい話などはないので、

  発表内容はだいたい疑ってかかります。

  聞き手は非常にナーバスになっています。

  そういう部分への配慮も紙芝居方式で説明できるのであまり手間がからない

  ということもこのソフトウェア―の特徴です。

  発表者(作成者)はこのことをよく知っておく必要があります。

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