このあたりに門がありました。綿蔵門で、昔は年貢で納められた綿が置かれていたそうです。これより上までは廊下のような建物が続き屋根があったようです。雪が降ったらとても登れません。
蔵の礎石が確認できます。強い風が吹きそうな眺めです。
ちぎれた雪雲が飛んできて時雨れます。暗くなってしまったと思ったらまた日が差したりとめまぐるしく天候が変わります。
左の縁石に左足を乗せて体重も乗せます。次に右足を雪の上に置いて滑らないところを探して体重を移動させたら間髪入れずに、また左足を左の石の上にのせて進みます。転ぶと滑って止まりそうにありません。ここで落ちるとちょうどあの岩のところにマネキン人形を落としたように転落します。自分の責任で登れとかそんなことが書いてあったような気が??気のせいか?。私は右端に移動して腰を低くしてかがんで少しずつ進みました。雪山登山用のアイゼンがあるとたぶん普通に歩けるのですが。冗談ではなくマネしないで下さい。撤退する勇気が必要です。写真の右上に切れ上がっているところもターンして登るのですが、雪で危ないので、カメラはバッグにしまって手も使いながら登りました。凍っている場所が少なくてたすかりました。
右端に張り付いて登りました。往時のような廊下と屋根がないので難儀します。
昔はこの広場にも石垣の上にも建物がありました。そこがてっぺんになります。建物の土台の柱組が再現されて見ることができます。ここは天守下の広場です。
この上に床板を張って壁で囲んで屋根を乗せると床下の木曽川が見えなくなるので怖さはなくなりますが、どう考えても怖いです。建物を乗せているだけなのに飛ばされないだけの重量と建築技術と工夫があったのでしょう。驚きます。
冬場以外に行ってみて下さい。雪があるときは登るのは絶対に登らないで下さい。