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ウォーターサーバー選びは水選び

暑くなると毎年ウォーターサーバーが欲しくなります。

冷たくておいしい富士山の水が飲めたら最高だろうな!などというイメージが頭の中で巡ります。

しかし、水道水はよくないような印象をなぜ持っているのだろう?長年飲んでいるし、水道水が原因で体を悪くしたことはないのに。

赤ちゃんのミルクを作る水について粉ミルクのメーカーは水道水を指定しています。

http://qa.meiji.co.jp/faq/show/62?site_domain=default

https://ssl.hagukumi.ne.jp/CGI/qa/search.cgi?mode=detail&seq=699

なのに、水道水はよくないと思っていました。

これまであまり考えたことがなかった分野なので、飛び交っている情報を、あたかも自分の考えのように思っていたことを情けなく思い、調べてみました。

飲料水には、そもそも水道法が基準としてあり、その基準に対してどうなのかというように考えることが大切なことがわかりました。

受け売りではなく自分の頭で考えてみました。

しかし、ウォーターサーバーを契約して冷たい富士山の水が飲みたい気持ちは全く変わりません。

その理由は明白です。

ウォーターサーバーが設置されている会社でしばらく仕事していたことがあるのですが、その水のおいしさを体が覚えているのです。

冷蔵庫で冷やしたコンビニの水もおいしいですが、ウォーターサーバーにはあこがれます。

自分が考えている水質の水を具体的に言えますか

水道水

水道水は軟水が標準です。

下の記事の中に水道の水質について記載があるので参考にしてください。

住む土地によって水道水の味が違う事に気づいたのでその理由を考えてみた。

水道水は水道法の水質基準51項目の厳しい水質基準を基に厳重に管理されていますし、何よりも長い歴史がその安全性を証明しています。

水道の蛇口をひねったらすぐに飲める水が出てくるというのは、雑菌が繁殖しないから安心できるわけです。

冷蔵庫で氷を作るためのタンクに入れる水は同様の理由から各メーカーとも水道水が指定です。

水道水は雑菌が繁殖しないように消毒されているからカルキ臭があるといういう話を聞いたことがありますが、個人的にはカルキ臭がある水道水は飲んだことがありません。

水道水の水質基準の中には臭いに関する基準があるので、カルキ臭がしないような基準で浄水されていることは、基準データからも明らかです。

しかし、一戸建ての住宅でも気になりますが、マンションにおいては長い水道の配管からのさびなどが混入する場合があるので、気になる方は浄水フィルターなど使って飲用するのがよりより対処法だと言えるでしょう。

天然水

汲み上げている水には取水場所によって水質に特徴があります。

取水地が国内の場合には、はほぼ間違いなく軟水なのですが、水に含まれるミネラルなどの成分はほとんどそのままに、必要な殺菌を行ってからボトリングされて販売されて販売されます。

天然水は、取水地によってミネラルなどの成分が異なっているので、微量とはいえ自分の体に入るわけなので、含まれるミネラル成分を基準に天然水を選ぶとよいでしょう。

ただ、調べた限りではミネラルの成分まで詳細に公表している天然水は多くないのが残念です。

多くの天然水には取水地の名前がつけられていてイメージとともにブランド化されています。

南アルプス、富士山、六甲、阿蘇、岐阜長良川、伊賀、大分日田、北アルプス、霧島、大山、など多くの名前で販売されています。

しかし、いずれの水にも含まれるミネラルによって特徴があります。

天然水であっても水質管理が行われていないと単なる地下水や井戸水そのまま、ということになってしますから、水質管理はおこなわれているはずです。

水質管理があってこそ水に科学的な意味が生まれるので、水質に関するデータの開示はミネラルウォーターそれぞれのブランドの品質が保証されるよりどころと言えます。

含有するミネラル成分はごく微量とはいえ、毎日継続して飲む場合には、体への影響がないとは言い切れないと考えられます。

天然水はその水質の違いを知ることで、自分の考え方に合った基準で水を選ぶことができるのがよい点です。

天然水の水質にこだわることは、健康を考える第一歩として、また、天然水を飲む目的を決めるときに大切な要素だと考えます。

RO(アールオー)水 

逆浸透膜 (Reverse Osmosis Membrane)で濾過してできた純水のことです。

詳しく知りたい方は栗田工業のサイトをご覧ください。わかりやすく説明されています。

https://kcr.kurita.co.jp/wtschool/008.html

以前は海水から真水を作る技術として利用されていたのだそうですが、混ざり物がない純粋な水が作れます。

水道水、天然水を逆浸透膜で濾過して作ります。

水に含まれるミネラル成分まで濾過されるので、濾過した水を使う目的に応じてミネラル成分を加えるなどの調整を加えて提供します。

RO水の特徴は、異なる場所で生産しても同じ品質の水をつくることができるので水質のデザインが可能なことです。

モンドセレクション水部門において「優秀品質最高金賞」を9年連続受賞(2012~2020年度)している会社もあるほどです。https://www.aquaclara.co.jp/product/water.html


ワオーターサーバーの会社、ミズコムのサイトのRO水と天然水の比較表がわかりやすいので引用させていただきました。

まとめ

ウォーターサーバーに使われる水には大きく分けて3種類があります。

①水道水 

水道法で定められた51項目の基準値を設けて安全な飲み水を供給している。全国ほぼ軟水。

②天然水

全国各地に取水地があり取水地名をブランドとしていることが多い。

水質は取水地ごとに特徴があり軟水。    

必要な殺菌処理を行ってボトリングする。

③RO水(逆浸透膜濾過)純水 ピュアウォーター 

ミネラル分を含む不純物が取り除かれているので、後でミネラル分を加えることで水を調製し飲用とする場合がある。

天然水は取水地によって含まれるミネラル成分が異なるので、ウォーターサーバーを設置する場合には自分が求める水質を調べてから契約を進めるのがよい。

ここでは取り上げませんが、海洋深層水という水もありますね。 

アルカリイオン水もそうです。

ウォーターサーバーを契約することは、あなたに合う水選びなのだということを念頭に置いて考えましょう。

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