大阪東京名古屋それぞれの都市に住んでみたら水道水の味が違うことに気が付いたので調べてみたらその理由が理解できました。
大阪は琵琶湖の水、東京は利根川荒川の水、名古屋は木曽川の水が主な原水で、味が違うのはその水質の違いでした。
その他の地域に関しても、取水する原水の水質が概ね水道水の水質になるようです。
同じ日本の中でも地域によって水道水の味が違うことがわかります。
味が違う理由は原水の違い。
よくわかりました。
水道には水道法がありそれに則って管理されています。
詳しく知りませんでしたが、考えてみればそうでなければ怖いです。
国民の飲み水である水道水は厳しく管理されていることを知り安心しました。
水道水の味はその地域の原水の水質と同じです。
取水した原水を浄化して供給するので、細菌はもとより、水質を調べるとともに必要な場合には含有している化合物や金属類などを基準値以内まで浄化して供給しています。
さらに飲用として安全に供給するために塩素消毒した後、残留塩素についても基準内に収めて給水されています。
とはいうものの、大阪に住んでいた時にあったことですが、水道の水がいつもと違って臭気があり飲むのに抵抗を覚えたことがありました。
その原因は琵琶湖に藻が大量発生していたことのようでした。
テレビのニュースを見て水源の水質の大切さを知りました。
東京と名古屋ではこのようなことを経験したことはないのですが、何か対策を講じなくてはと思いました。
浄水器を買って取り付けました。
水質管理51項目の中には臭気も入っているのですが、人間の感覚による検査なので数値化されていません。
そこで、活性炭が入った浄水器(蛇口に取り付けるタイプ)取り付けました。
それ以降は水道水の臭いが気になることはなくなりました。
何もしなくても、よほどのことがない限り臭いが気になるということはないとは思いますが、何か対策されている人が多いと聞きます。
水道水の水質と硬度
水道水の硬度は、東京70、名古屋20、大阪40 くらいです。だいたいの数値です。
いろいろデータを読み込んでいくと、感覚としてこのような数字を頭に入ってきます。
覚えておくと何かと便利です。
正確には測定の都度数値は異なるのですが、水源が変わらなければ大きく変化しないようです。
調べてみると、何年か前の数字と今の数字とを比較しても大きく差があることはありません。
もし大きな差があったら大問題です。
日本は軟水の国です。
急峻な地形なので降った雨が短時間の間に川から海に流れ込みますが、その時間がとても短くてミネラルなどの成分が水に溶け込む時間的な余裕がないのが理由です。
欧州では降った雨が長い時間をかけて海に流れ込むのでミネラルを多く含む硬水が普通だそうです。
水の硬度(東京都)https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/suigen/topic/02.html
硬度計算方法 https://keisan.casio.jp/exec/system/1191399396
水質データを見つけたので掲載しておきます。水道水は水道法の規定により水質と安全性が規定されています。
http://www.jwwa.or.jp/shiryou/water/water05.html
水道法に規定されている水質基準
全国の水質
クリタック(株)全国水質マップ クリタ分析センター分析https://www.kuritac.co.jp/column/map.html
自分の居住地区データを確認するには水道水データベースで個別の「水質票を見る」から原水浄水場出口給水栓水を選択して該当浄水場を探すと確認できます。
http://www.jwwa.or.jp/mizu/index.html
自分が住んでいる地区の水質を細かく閲覧できます。
まとめ
1.水道水は水道法の下に厳格に管理されています。
2.日本は軟水の国です。名古屋20、大阪40、東京70 程度と覚えておくと良いと思います。
3.臭気が気になる場合には活性炭浄水器をつけると良い。蛇口に付けるタイプが安価。
4.富士山の水など名水を飲みたいときにはコンビニで買ってきて飲むと良い。
お金に余裕がある人はウォーターサーバーの設置もありかも。
5.名古屋の水は特に柔らかで紅茶やコーヒーを入れるのに水道水を使って美味しく淹れられると、紅茶の先生から聞いたことがあります。
6.水道水の水質が気にならなければそのまま飲んで使って何の問題もないことがわかりました。おまじないで活性炭入りの浄水器を蛇口に付ける程度で十分です。
企業にはウォーターサーバーが設置してあるところが比較的多いのではないかと感じます。