副業で稼ぎたい金額がわかったら、働ける時間と時給を計算して自分がいくら稼げるのかを確認したうえで仕事を選ぶようにすると、いくら仕事しても必要なお金が稼げない状態から抜け出すことができます。当たり前の話ですが、これができてないと破綻してしまいます。
副業に充てられる時間で副業を選択する方法。
副業に充てられる時間は、会社に勤務していない時間になります。そうすると、平日の19時位から遅くても22時半の3時間半と土日の8時間ずつ。
つまり、1週間あたり平日5日間では17.5時間、土日を合わせると16時間になるので合計すると1週間あたり33.5時間を副業に充てることができる計算になります。
ここで見逃しては行けないのが時給の単価です。
必要な時給が確実に稼げる副業を選ばないと、いくら働いても、少なくなってしまった収入を補えないので家計は破綻することに変わりがありません。
その金額をに集中して副業を検討する必要があります。
副業ごっこではないので、確実に稼げるリアルな働き方を優先して始めることで家計を安定させた後、夢のある副業も試してみるのがよいと思います。
休息日(休息時間)が必要なのでざっくりと時給計算してみました。
ウィークデーの5日間のうち、真ん中の水曜日は副業しない休息日に充てると、副業可能時間はマイナス3.5時間。
土日のうちの例えば日曜日の午後を半休するとマイナス4時間。
休息時間の合計で、マイナス7.5時間になります。
その時間を差し引くと、1週間あたりの副業可能時間は26時間になります。
実際は1週間のこま切れ時間の合計になりますが、1ヶ月(4週間として)では104時間になります。
時給に換算してみると
仮に時給1,000円として計算すると1ヶ月104,000円が収入になります。
家計補填のために必要な金額が1ヶ月あたり100,000円なら時給1,000円程度の副業の選択が必要になります。
必要な補填金額をめどにして副業を選択することが重要
先に試算した副業収入の計算に使った時給1,000円という金額は、令和2年の全国時給平均額(厚労省)よりも98円高い金額になります。
時給1,000円で副業をさせて貰える企業で働くとしたら、仕事をしているコアな時間以外にも移動する時間が必要になります。
自分で副業を始めるよりも、必要な時給で副業を受け入れて貰える企業で仕事するのが一番簡単で確実です。
その場合でもやはり時給1,000円は確保したいところです。
自分で副業を立ち上げても時給1,000円が確保できるのだろうか?
仕事にもよりますが、順調に時給1,000円の収入を維持できるようになるまでには1年は見ておく必要があると思います。
それも副業が順調に進んだとして、という答えになります。
何かを販売するという副業を選択した場合には、その原価が売価の50%だとすると、1時間あたりの売上げは時給の2倍、つまり2,000円が必要です。
諸掛かり(もろもろかかったお金)等を加味すると1時間あたりの売上げは2,500円から3,000円が必要な場合もあるのではないかと予想できます。
しかし、インターネットでの販売の場合には24時間換算(8時間の3倍)として計算ができるので8時間に必要な売上げが1時間あたり3,000円だとしても1/3の1,000円でも良いことになります。
計算ではそうだとしても、夜中から明け方は普通、売上げはあまりありませんからそれほど期待はできないと思います。
副業収入は、他の企業で働いても、自分で立ち上げてたとしても1ヶ月あたり100,000円の収入が最大ではないかと想定して始めるのがよいと考えるのですが、それ以上の金額が必要な場合にはパートナーも同じように副業してもらう必要があります。
もし子育て時代の真っ只中だと、夜に他の企業に働きに行くことは無理になる場合が考えられるので、テレワークやパートナーと共同で二入分(時給2,000円)の収入が得られる副業の立ち上げを計画する必要があります。
現実としてちょっと厳しいように思いますが、早めに副業を立ち上げて努力できる時間的な余裕があればうまく軌道になる可能性はあります。
このレベルになると、もう起業と呼べる状態です。
向き不向きによるので、誰もができるようには思えません。
まとめ
1,給料の減額やボーナスの支給停止に至るまでに、家業を持たないサラリーマンは新しく副業を始めることで、兼業農家と同じように経済的な下支えを作らなければならない。
2.ローン返済の方法を見直すことや住宅の住み替えなど、家計のダウンサイジングを決断すタイミングは、これまでの安定した収入の持続性への不安が確信的になるタイミングです。できればその前に。
3.副業に充てられる時間は、平日の19時位から遅くても22時半と土日の8時間ずつ、つまり1週間あたり平日は17.5時間と土日合わせて16時間の合計で33.5時間になります。
休息時間が必要なのでマイナス7.5時間になります。
そうすると1週間あたりの副業可能時間は26時間になります。
4.時給1,000円で計算すると一人あたり月額104,000円が最高の副業収入の基準と考えられる。
5.自分で副業を立ち上げた場合でも、それを基準に考えると組み立てやすい。
自宅やカフェでのPC作業が副業収入になるクラウドソーシングを利用した副業や仕事探し。土日、平日帰宅後に夫婦一緒に頑張れば副業収入倍増のフリーランス型在宅ワーク のすすめ。 が参考になります。
厚生労働省時給資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/