スケジュールには誰もがプライベートと仕事に関係するビジネススケジュールの二つを持っていますが、これを同時に、しかも自動的にiPoneやスマホで管理できたら便利だと思っています。
仕事は仕事、プライべートはプレイべートと二つに別れてしまっていては不便なので、ふたつ合わせて管理したいとかねがね思っています。
プライベートなスケジュールと、会社(仕事)のスケジュールとを合体させられるのでしょうか?
そんなことを考える人は社内のマイノリティー?
そもそも仕事のスケジュールとプライベートなスケジュールを一元管理する必要はあるの?という疑問が沸きますが、私は一元管理したいマイノリティーグループの人間です。
多くの人は、そんな事よりも早く仕事をして少しでも売り上げを確保することに必死ですから、会社内の様子から見てそれほど熱心にこんなことを思う人は少ないと私は思っています。
また、会社からすると、従業員や役員の会社のスケジュールを個人のスケジュールの一元化のために提供するということは「労多くして益少なし」という事柄になりますから、わざわざお金と時間をかけて何も生まないものに注力するのは壮大な無駄以外の何物でもありません。
そもそも会社としてセキュリティーの意味から行ってはいけないことと位置づけられるはずです。
それでもその時のために、また可能性を求めて、会社のスケジュールとプライベートスケジュールの一元化を考えるための前提となる会社のネットワークの仕組みを理解しておく必要があります。
なお、会社のスケジュールはGoogleカレンダーなどへのレイヤー構造の一枚のカレンダーとして従業員に情報提供するという位置づけとして考えています。
例を挙げて説明しますがあくまも仮定の話ですl
会社のスケジュール管理の設定にチェックボックスにチェックを入れてセットしておけば、いちいちログインしなくても会社のサーバーからシングルサインオンで自分のネット上のスケジュールに情報提供してもらえる仕組みなら便利だと思うのです。
それをスマホで見るとプライベートな予定と仕事の予定が混在して表示されているという環境を作りたいのです。
そのまえに、会社のスケジュール管理システムの正体について少し考えておきましょう。
スケジュール管理システムは会社のネットワークシステム側から見るといくつもある「情報入力機能」の一つにあたります。
社内のシステムにはお金に関する流れである経理システム、営業管理システム、人事システムなどがありますが、それらはネットワークによって必要な情報を相互に提供し合うことで成り立っています。
その中には、出社したてPCを立ち上げて社内ネットワークにログインしたら、必ず入力する勤怠管理や、業務上の移動により個人が立て替えている交通費の精算システム、休暇申請システムなどがあり、それらに入力された情報を関係部門や承認の責任者に対して情報を送り処理されます。
一方で、それらの情報は有機的に従業員に紐づけられています(今はそうでなくてもいずれそうなります)。
経歴、履歴、職階、役職、写真、給与、交通費精算額、人事評価、賞罰、人事評価制度に紐づく個人目標管理、スケジュール(カレンダー)による行動管理などの個人に関係する情報に統合されます。
最近では健康診断の結果の管理も紐づいていて、保健指導の対象者として指導を受ける場合もあります。
そしてそれらの情報が日々蓄積されてデータベースが構築されていくわけです。
必要な時に必要な情報が職務上必要な役職者に提供される仕組みが構成されています。
もちろん企業によって仕組みや考え方が違ったりはしますが、会社と従業員の管理は普遍的な要素があるので、どこの会社でも仕組みの構成は似ていると考えられます。
従業員の行動管理ツールとしてのスケジュール管理
仕事に関係する人たちの予定を重ね合させて見ることで共通する空き時間を探します。
その様に使って会議の開催と会議室を押さえることで会議の開催予定日を決めることに利用します。
ですから、ちゃんとスケジュールを入力していない人がいると、ダブルブッキングの事故が多発し混乱を引き起こすことがよく起こります。
こんなふうにして、自分スケジュールのはずが、社内の誰かが断りもなしに予定を入れてくるのが、昨今のスケジュール管理システムです。
自分が集中するための時間を守るためにみんながやっていること
それをされないためには、あらかじめ自分自身で予定を入れて、社内にいても予定ありとしてプロテクトしておく必要があります。
スケジュール管理は表面的には個人のスケジュールを入力して自分や、関係する人たちが利用するためのスケジュール管理機能(予定)ですが、システムのバックグラウンドでは、いろいろな情報提供を社内各署に行っています。
そういったことを考え合わせると、冒頭にあげたように個人に対して、業務上ののスケジュール情報を、プライベートなグーグルカレンダーなどに対して情報提供をしてもらうということは、セキュリティーを考える上においては厳しいことが想像できます。
ではどうしたら実現できるのですか?
会社が必要と認めたらスケジュール情報の提供サービスを行う時代が来るかもしれませんが、会社にとってその必要性は全くありませんから今のところは望み薄です。
私はどうしているかと言いますと、画面に会社の予定表とiCloud(アップル)のカレンダーを並べて、新しいく入っている会議の予定や自分が入力したスケジュールを毎朝転記しています。
情報転記する部分はコピペなので手間はかかりませんから多少面倒でも合理的です。現在の最善の手段だと思っています。もちろん、iCloudでなくてもGoogleカレンダーであっても同じです。
この方法をおすすめします。
まとめ
①従業員役員の予定(行動管理)は重要な秘密情報です。
②会社としてセキュリティーの意味から従業員であっても外部にデータの提供行ってはいけないことと位置づけられるはずですから、できないと思います。
③スケジュール入力は会社の基幹システムに連動する重要な情報です。
④会社の従業員の活動情報をインターネットを通じて個人のカレンダーに提供することは会社としては常識的に行わないと考えられます。
⑤会社のPCに自分のスケジュールとインターネット上のGoogleカレンダーを並べてスケジュールをコピオぺして対応する方法があります。
⑥しかしそれもセキュリティーを考えると微妙な行為ですからシステム担当者によく相談してからにしてください。
⑦入社したら有償サービスとして提供してもらえる時代が来るかもしれないですね。